林業再生研究会(仮称)設立発起人会からのお知らせ

060810この度、競争力のある林業・木材産業の再生に向け、「林業再生研究会(仮称)発起人会」を立ち上げ、産・学・官の幅広い関係者に本研究会への参加を呼びかけることといたしました。
つきましては、本研究会設立の趣旨をご理解いただき、是非、ご入会賜りますよう、ご案内申し上げます。

平成17年7月吉日

関係各位

林業再生研究会(仮称)設立発起人会

時下、ますますご清祥のこととお喜び申し上げます。
さて、この度、競争力のある林業・木材産業の再生に向け、別添のとおり「林業再生研究会(仮称)発起人会」を立ち上げ、産・学・官の幅広い関係者に本研究会への参加を呼びかけることといたしました。
つきましては、本研究会設立の趣旨をご理解いただき、是非、ご入会賜りますよう、ご案内申し上げます。

◇研究会の会費は不要です。ただし、研究会出席に係る旅費等については、参加者が個々にご負担いただくようお願いします。
◇ご入会の形態は個人、法人いずれも可能です。ご入会いただける場合は、別添の参加申込書に必要事項を記載いただき、FAX、メール等にて7月末日までにご連絡願います。
◇併せて、本研究会の設立総会を下記のとおり予定しておりますので、総会への出欠につきましても7月末日までにご連絡願います。
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林業再生研究会(仮称)設立総会

・日時 8月10日(木)15:00?17:00
・場所 北海道庁赤レンガ2階会議室
・内容 研究会設立(規約制定、分科会設置等)
[講演会]
講師:?富士通総研経済研究所主任研究員 梶 山 恵 司  氏
【申込・連絡先】
北海道水産林務部林業木材課主査  奥村 日出雄
TEL 011-231-4111(内線28-466) FAX 011-232-1294
E-mail hideo.okumura@pref.hokkaido.lg.jp
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[林業再生研究会(仮称)のフレーム]
メンバー構成
○学識経験者 大学関係者、林業・林産試験場等
○民間企業等 林業経営・素材生産・木材加工業者、流通関係者、関係団体等
○官  公  庁 北海道森林管理局、北海道

研究のポイント
○世界・国内・道内の動向等の現状認識
○マネジメントを重視した人工林資源の循環利用の推進
・森林施業・木材生産の合理化・効率化?低コスト林業の構築
・木材加工・流通の合理化・効率化?低コストで品質・性能の優れた製品供給
・川上・川下の連携?原木の保続的・安定的な供給体制
○検討を具体化するためのモデル的な取組

研究会の運営
○個別具体の検討を行う分科会を設置
○事務局は大学を予定
○会費等は当面徴収しない?参加経費は参加者負担

スケジュール
○18年度  7月 発起人会立上げ、8月 研究会・分科会立ち上げ
○19年度  モデル的な取組の実践(民間主体の取組・事業化)
○20年度    モデル的取組の継続と中長期的な視点に立った取組方向の提言

※分科会の想定例
資源管理
・人工林資源の出材予測と原木を大量に安定供給できるシステム
・人工林の齢級構成の平準化に向けた長期的な方向性
林業経営
・効率的で一貫した更新・保育・生産システム、森林施業の機械化、効率的で低コストな路網整備、コストと環境面を両立させる施業手法等
・森林経営規模・木材生産ロットの拡大、林業経営におけるコスト意識の向上、森林ビジネスとしての多面的活用等
木材加工・流通
・工場の生産規模の拡大、工場の専門化、品質向上とコスト低減方策、EW等の安定的な高次加工体制の整備等
・需要者ニーズを踏まえた製品の安定供給、道内外への戦略的なマーケティング、大口需要者との連携体制、木材・木製品の利用の拡大等

北海道の林業・木材産業は、豊かな森林資源を背景に地域の基幹産業として発展してきたが、経済がグローバル化する中で、木材は今「国際商品」として、競争力を持たなければ取引が成り立たない時代にある。

近年、中国における木材需要の大幅な増大や東南アジア諸国の森林伐採の抑制などを背景に、我が国の原木の輸入が減少する一方で、持続可能な森林経営のもとで効率的な生産・加工体制を整備した北欧諸国や、安い労働力に支えられた中国等からの木材製品輸入が増大するなど、国際的な木材需給構造は大きく変化している。

一方、本道においては、150万ヘクタールに及ぶカラマツやトドマツなどの人工林資源が充実しつつあるが、齢級不均衡の解消、事業コストの低減、原木や製品の安定供給体制の整備など、解決すべき課題も多く、このままでは林業・木材産業の衰退を招き、地域社会の発展に大きな影響を及ぼすことが懸念される。

今こそ、林業・木材産業に携わる者は、先人が育んできた人工林資源を北海道林業再生の大きな戦略資源として生かしながら、将来のあるべき姿を見定めたしっかりとした森林管理を行い、持続可能な資源として未来へと引き継いでいかなければならない。

林業・木材産業は、森林を母体として成り立つ資源循環型産業として多くの業態が存在し、それらが個別に対応しても、課題解決の糸口を見い出すことは難しい。

まさに、川上から川下に至る産・学・官の幅広い関係者がそれぞれの垣根を乗り越え、総力を挙げて取り組むならば、明日の北海道の展望が開けてくるものと確信している。

ここに、北海道林業の再生に向けた研究会を立ち上げ、共通の認識を有する多くの方々に参加を呼びかけるものである。
平成18年7月

【設立発起人】
北海道大学名誉教授        高 橋 邦 秀
北海道森林組合連合会会長     林   正 博
北海道木材産業協同組合連合会会長 小笠原    弘
北海道森林管理局長        亀 井 俊 水
北海道水産林務部長        達 本 文 人

背  景
○道内の人工林資源の充実
○国際的な木材需給構造の変化
○国内における国産材回帰の動き

ね ら い
○人工林資源からの出材量の拡大と将来にわたる安定供給
○持続的な人工林材の供給・更新が可能な低コスト林業の確立
○低コストで品質・性能の優れた人工林材の加工・流通体制の整備

○マネジメントを重視した人工林資源の循環利用推進方策の検討
【林業経営】【資源管理】【木材加工・流通】
(川上)川下)

○持続的な人工林材の供給・更新が可能な低コスト林業の構築
・効率的で一貫した
更新・保育・生産
システムの整備
・森林施業の機械化
・効率的で低コスト
な路網の整備
・森林経営・生産ロ
ットの拡大
・森林の多面的活用
etc.

人工林資源の充実
(出材の予測)

出材量の拡大と
将来にわたる
安定供給

○低コストで品質・性能 の優れた人工林材の加 工・流通体制の構築
・工場の生産規模の
拡大や専門化
・安定的な高次加工
体制の整備
・需要者のニーズを
踏まえた戦略的な
マーケティング
・木材・木製品の利
用の拡大
etc.

・齢級構成の平準化
・人工林資源の循環利用
・持続可能な森林経営体制の確立
・森林資源を生かした産業の活性化
・森林の経営と環境保全の両立
・道産木材の市場の拡大