伝統木構法を学ぶ集いー第一弾・北海道と伝統木構法を考える研修会ー

houkoku_051105伝統木構造の第一人者増田一眞氏、民家再生の実践家大沢匠氏を招いて、近年再評価されている日本の伝統木構法について、研修・勉強会を開催しました。

2006年1月30日 「講演内容の感想」を追加しました。

下記の日程と内容で開催しました。

日  時 11月5日(土) 午後2時~午後6時
場  所 「札幌産業振興センター」産業振興棟2FセミナールームA
札幌市白石区東札幌5条1丁目1-1TEL011-820-3033
地下鉄東札幌より徒歩7分
参加費  会員2,000円/一般 3,000円/学生 500円
〈第一部〉基調講演:増田一眞氏
「木構造と木造文化」? 現代の伝統構法とは何か ?
〈第二部〉対話形式による勉強会:増田一眞氏、大沢匠氏
参加者からの質議を受け付け、両氏との対話形式ですすめる
フリートーク勉強会。

主  催 NPO法人 北の民家の会

増田先生講演の感想
常任理事  中村欣嗣
先生のお話の内容は、私が今まで大学時代に受けた教育やその後収集した情報がいかに一面的であるかということを決定的にしてしまった。たとえば政治の世界がわかりやすい。ある政党が政権をとれば、誰が見ても納得できる法律のほかに、明らかに政権が違えば違う内容の法律になったであろう、あるいは法制化されなかったというものが存在するように現行の建築基準法の構造分野にもそういうところがたくさんあるのだと・・・。これはちょっとショックでした。現行の在来木造の法規制の中身は多くの人が疑義をもっている部分だと思うが、鉄筋コンクリートの耐久性や強度への考え方にも根源的な部分でそういう相違点が存在する。現在日本の建設業の生産方法を根幹から揺るがす問いかけです。たとえば、大学教育を含めるとすでに28年の私ですが、「水セメント比」と耐久性の相関関係を示すグラフをはじめて見て、ショックを受けました。日本の建築会の作品主義への偏重、建設業界の効率化の「つけ」が知らぬところで、一般消費者そして社会全体に回っているのだと思いました。「知らぬ」ということは恐ろしいと思いました。
より良い建築を目指す姿勢に終わりはないですね。
詳細をお知りになりたい方は、

「建築構法の変革」 増田一眞 著  建築資料研究社 刊
をご一読を進めます。

以上