第3回定期総会/記念講演

houkoku_070630北の民家の会も3年目を迎え、伝統木工法を残すと共に、衣食住の生活文化継承を会の活動を通じて、北海道をもっと元気にしていくよう今後も積極的に活動していくことを確認しました。
総会の後山口県岩国市の木造アーチ橋「錦帯橋」の架け替え工事の棟梁を務めた海老崎粂次棟梁(海老崎組代表)の講演があり、参加者は貴重な話と映像に2時間半あまり熱心に聴き入りました。「特に伝統的建造物を残していくには、膨大な資料やデータではなく、技を受け継ぐ人を育てることが大切である」との言葉が印象的でした。
新井会員の感想文もご覧ください。

新井会員からの投稿文

6月24日に開かれた、第三回NPO法人北の民家の会に出席して印象に残った事は 記念講演の錦帯橋の架け替え工事を施工した海老埼組代表の海老崎棟梁の講演でした。
私は数年前、機会があって錦帯橋に行く事ができました。その時、最後の部分を改修していました。その時は大変な工事をしているなとしか思いませんでした。ですが、ヒノキの匂いが非常に強く感じた印象がありました。
今回何かの縁で錦帯橋を改修した棟梁に会えるとは感激の一言です。講演の中で錦帯橋の改修の難しさ、これからの保存の難しさなど聞きましたが、私は印象に残った話は
今の社会全般の話、若者の話は非常に心に残りました。私も今年、還暦を迎えまして
これからの日本の社会、若者たちの事が非常に心配をしている一人です。海老崎棟梁の話は、いまどきの若者には厳しく聞こえるかもしれませんが、その中に人生の先輩としての温かみが感じられます。
海老崎棟梁がこの次の錦帯橋の改修時期にできる大工がいるか心配していました。本当にその心配はわかります。今はすぐ、データーで保存しておけば将来は心配ないと思っています。しかし、橋を架け替えのできる大工が居なかったらデーターがあっても架け替えでいないと思います。これからどんな文化財にしてもそれを改修できる人とその周辺で関連した物作りをできる人を育成して残していく努力をしなくては文化財は滅びていく運命だと海老崎棟梁は言っていました。同感です。
これからも体に気をつけて海老崎棟梁が若い大工を育成して次の錦帯橋の架け替えができるように頑張ってもらいたいと思っています。
最後に懇親会で海老崎棟梁が参加者と酒を酌み交わして楽しんでいる姿が印象的でした。
来年の北の民家の会の記念講演を楽しみにしています。